Our Vision

私たちの目指すもの

「計算材料力学」×「先端物質科学」

未来を創る新しい材料機能へ


私たちの世界は多種多様な性質・機能を持った物質で溢れています。
このような無限にも思える材料機能の多様性は、いったいどのように生まれるのでしょうか?

実は、物質のミクロな構造や力学状態が重要な鍵となっています。これを理解すると、「力」と「かたち」によって材料機能を(まるで錬金術のように)自在に創り変えることができます。

私たちは、ものづくりの基盤を担う材料力学や連続体力学から最先端の物性物理学に至る物質世界を記述する物理・力学理論とその数値解析技術の開発を通じて、これまでの常識を覆すような高度な材料機能を力学的に創発しデザインする研究を進めています。

これまでに、ガラスのような脆い材料がまるで金属のようにタフで粘り強い性質を獲得することや、超省電力・高効率な次世代デバイスを実現する先端量子材料、材料中を自在に動き回り機械仕事ができる小さな機械機能などを開拓することで、安全安心かつ持続可能な未来社会の実現に貢献しています。
詳細な内容は、「研究内容」のページをご覧ください。

  • 物理や力学が好きな方
  • 材料や製品設計に興味がある方
  • 基礎から最先端まで数値シミュレーション技術を学びたい方
  • 世界初の「発見」をしてみたい好奇心旺盛な方

ぜひ私たちと一緒に世界を変えるような研究をしてみませんか?

京都大学 大学院工学研究科 機械理工学専攻
材料物性学研究室
教授 嶋田 隆広

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Features

研究室の特徴

最先端の材料研究と研究交流を通じて
世界で活躍できる人材を


最先端かつ広範な材料の数値解析技術と計算設備

構造物・製品設計だけでなく、気象予測や地球環境、創薬から治療法の発見に至るまで、 京や富岳に代表されるスーパーコンピュータを用いた大規模数値解析は今や私たちの社会を支える基盤技術となっています。

当研究室では、材料分野に関する最先端の数値解析やデータ分析技術を開発・研究しており、マクロな構造・力学設計から原子・電子といったミクロな物質機能設計に至るまで、幅広い材料解析技術を学ぶことができます。 所属する学生は、次世代を担う技術者・研究者として必要不可欠な材料と製品設計に関する専門知識と数値評価解析技術を基礎から最先端まで十分に学ぶことができます。

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研究生活・教育方針について

研究室に所属する学生は、一般的な事務机2台分の広いデスクで、最新のパソコンと複数の大型モニターを利用し、快適に研究活動を行うことができます。さらに、研究室が専属所有する大型の並列計算機サーバーを占有できる上、スーパーコンピュータを用いた超大規模並列計算など、潤沢な計算資源をいつでも利用することができます。

研究室スタッフはいずれも世界トップの研究論文誌に掲載経験があり、世界最先端の材料研究・技術開発とこれらを通じた教育を熱意を持って行っています。 研究室では広いミーティングスペースと大型モニター、ガラスホワイトボードを完備しており、研究室スタッフや大学院生といつでも気軽に相談や議論ができる環境になっています。 さらに、週1回、研究相談会を設けており、各自の研究について発表し、グループの仲間と相談することができます。これらの経験を通じてコミュニケーション能力を育むことができます。また、自主性を育むため、コアタイム等は設けていません。

研究室の主役は学生のみなさんです。
特に、大学院生には国内学会・国際会議での発表の機会が与えられ、これまでにも多く発表賞や学会賞を受賞しています。 研究成果はいずれも著名な国際論文誌に投稿・掲載されており、多くの先輩学生の成果が論文として世に出ています。 また、当研究室では、学内・学外の実験系・理論系研究グループとの研究交流や国内企業との共同研究も活発に行っており、他研究室・他研究所を訪問して他大学の学生と研究交流をするチャンスもあります。


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Admission

大学院入試情報

材料物性学研究室(嶋田研究室) は、京都大学 大学院工学研究科 機械理工学専攻に属します。 当研究室をご希望される際には、下記の大学院入試情報をご参照ください。

Research Projects

研究内容