【プレスリリース】反強磁性体におけるトポロジカルホール効果の実証に成功

見波助教が参画された反強磁性体における異常ホール効果に関する論文がNaturePhysicsに出版されました. 強磁性遷移金属を挿入した遷移金属カルコゲナイド(TMD)において, 自発的なホール効果を有する反強磁性磁気構造が最安定となりうることを第一原理計算により明らかにしました.
これに伴いプレスリリース, “反強磁性体におけるトポロジカルホール効果の実証に成功"を行ました. 詳細は東京大学理学部および, 東京大学工学部のページをご確認ください.
関連ページ:
東京大学理学部プレスリリース: https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/info/8384/
東京大学工学部プレスリリース: https://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/pr2023-04-21-002

論文情報:
“Spontaneous topological Hall effect induced by non-coplanar antiferromagnetic order in intercalated van der Waals materials”
H. Takagi, R. Takagi, S. Minami, T. Nomoto, K. Ohishi, M.-T. Suzuki, Y. Yanagi, M. Hirayama, N. D. Khanh, K. Karube, H. Saito, D. Hashizume, R. Kiyanagi, Y. Tokura, R. Arita, T. Nakajima, S. Seki
Nature Physics (オンライン版4月20日(英国夏時間)掲載予定)
DOI: https://doi.org/10.1038/s41567-023-02017-3

材料物性学研究室
材料物性学研究室
京都大学 大学院工学研究科 機械理工学専攻